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青森県の人口は平成27年時点で約130万人、そのうち安定して人気のあるエリアである青森市・八戸市・弘前市は県人口が集中しており、約53%の人々が居住しています。平成26年時点で、薬剤師人数は2,111人、医薬分業率が全国的に見ても上位に入る70％以上と進んでいますが、人口10万人に対する薬剤師数は全国平均の226人よりも66.2人少ない159.8人と 下位に位置し、薬剤師がやや不足している状況といえます。

青森県内には病院97件、薬局616件、診療所889件があり、それら職場で働く薬剤師数は病院勤務が409人、薬局勤務が1,331人、診療所勤務が28人。青森県で働く薬剤師2,111人のうち、19.4 ％が病院、63.1 ％が薬局、1.3 ％が診療所となっており、薬剤師の6割が薬局に勤務しています。
進出企業の傾向としては大手グループよりも地域に根ざした店舗展開をする地元企業が多い傾向があります。

青森県で働く薬剤師の平均年収は全国平均の515万円よりも19.4万円高い534.4万円で全国第14位です。
また、青森県の病院・診療所、薬局・医療施設で働く薬剤師の平均年齢は45.3歳。全国の平均年齢45.3歳と比較すると、やや低くなっております。

青森県の人口10万人に対する薬局数は、全国平均44.65軒に対し45.86軒、訪問薬局数は525軒で、人口10万人に対する訪問薬局数は全国平均37.64軒に対し40.13軒となっており、青森県の薬局数・訪問薬局数共に全国平均を超えていますが、 それに対して薬剤師は大幅に不足している状況です。また、青森県は2015年から2040年までの高齢化の伸び率が全国で2番めに高い11.4ポイントと予想されているため、超高齢社会の医療を充実させるためにも、今後はより多くの薬剤師が必要となってくるでしょう。
つまり、勤務先は多いのに、薬剤師不足が進むのを防ぐため、青森県は薬剤師の需要は高く、比較的他県よりも好待遇・高年収が期待でき、転職をする上で有利なエリアといえるでしょう。

参照：「平成26年（2014年）医師・歯科医師・薬剤師調査」、「平成27年国勢調査　青森県の人口・世帯」、「賃金構造基本統計調査」、「きまって支給する現金給与額×12ヶ月＋年間賞与その他特別給与額」、「地域医療情報システム」、「平成29年版高齢社会白書」